2019年 12月 Accuphase E-800 試聴レポート

突如発表されたAccuphase、50周年記念モデル E-800のご紹介です。
満を持して、激戦の100万円クラスの価格帯に送り込んできました。
E-800はプリメインアンプで、定価が98万円(税抜)になります。

試聴に使用した機種は下記の通りです。
Accuphase DP-560 / 600,000円(税別)- SACDプレーヤー
Accuphase E-800 / 980,000円(税別)- プリメインアンプ
B&W 805D3 ローズナット / 880,000円(税抜/ペア)- スピーカー

意匠について

一目見てAccuphaseと分かるデザイン、買った時の安心感が有ります。
記念モデルの証として、フロントパネルにモデル名が誇らしく刻印されています。
前面パネル幅はお馴染の465mmですが、高さと奥行き方向がかなり長いです。
設置場所やラックを選定する際は、注意が必要かもしれません。
特に高さが239mmでA級アンプなので、天板の放熱の配慮が必要です。

技術について

"Balanced AAVA方式"の採用や"インスツルメンテーション・アンプ"構成など、
E-650と同じく入力から出力まで完全バランス構成を実現したアンプです。
プリアンプ"C-3850"とパワーアンプ"A-250"で培った技術を惜しげも無く投入しています。
E-800に合わせて、出力回路や電源トランス、コンデンサー類の強化が図られています。
電源部と出力回路の"低インピーダンス化"と相まって、ダンピング・ファクターは1,000を達成、
A級50W(8Ω)出力と50周年記念モデルに相応しいスペックの数値を達成したと言えます。

音質について

強力な電源部から成る、重心の低い安定した音創りです。
回路設計が練られている分、大容量出力にも関わらずノイズ感が低い印象です。
ノイズ感が低い上に、A級50W(8Ω)出力と高級セパレートアンプ並みの性能の為、
一音一音の粒立ちが良く、ダイナミックな音場を表現してくれる印象です。
エンジンとしての高い性能は、ジャンルを選ばず音楽の世界に没頭させてくれます。
録音の良いソースを使えば、本機の魅力を最大に発揮できるでしょう。
ブラインドテストなら、本機がプリメインアンプとは分からないかもしれません。

試聴を終えて

まず、Accuphase社の開発努力には毎度感銘を受けます。
新製品が出る度、"これ以上やる事が無いのでは?"と思う程仕上げて来るのですが、
製品を体感すると"まだまだ出来る事があった"と教えられるからです。
そんな中、同社では久しぶりの新しいラインナップの製品となりました。
E-800は、プリメインアンプとセパレートアンプの中間を繋ぐ製品では無く、
"E-800"という新しいアンプカテゴリー(需要)を作った製品であると思います。
今回は、E-800の他にC-2450(プリ)、A-48(A級パワー)、P-4500 (AB級パワー)を
Accuphase社より送って頂き、比較試聴が叶いました。
メーカーの自信が見えますし、事実その術中にはまった様に思います。
勿論セパレートにはセパレートのメリットがあるので、一概にどちらが良いとは言えません。
なので、E-800の感想は"E-800というジャンルが出来た。"と言う感想になるのです。
E-800が登場したことで、同社の他の製品は一層ブラッシュアップされていくでしょう。
今後のAccuphaseの動向に目が離せません。

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